熱帯魚 飼育

熱帯魚の快適な暮らしには必要不可欠なエアーポンプ

このエントリーをはてなブックマークに追加  

人間は空気中に含まれている酸素を吸って生きていますが、
魚は水中に溶けている酸素をエラから吸収して生きています。

 

 

湖や沼などの自然の水はつねに動きがあり、水が溶け込んできますが、
水槽の中はそうではありません。
人工的に酸素を溶け込ませなければいけません。
この時に必要なのがエアーポンプです。

 

エアーポンプの種類

エアーポンプと一口に言ってもさまざまな種類があります。
主に以下のような種類があります。

 

 

  • バイブレーター式
  • モーター式
  • 電池式(バッテリー式)

 

■バイブレーター式エアーポンプ
・しくみ
電磁石を利用してゴム膜を振動させ、その力で空気を送り出す。

 

・長所
省エネルギー(約3~10W、ものによる)で小型、価格も安いものが多い。

 

・短所
単体で置くと振動音がうるさいが、下にスポンジやマットを敷くことによって軽減可能。

 

・掃除方法
3ヶ月くらいに一回は空気の取り込み口、バルブを掃除する必要あり。

 

 

 

■モーター式エアーポンプ
・しくみ
モーターでピストンやカムを稼動させ空気を送り出す。

 

・長所
空気を送り出す量が多く、振動音も少ない。
大型の水槽に最適。

 

・短所
消費電力が大きく、バイブレーター式よりも価格が高いものが多い。

 

 

 

■電池式エアーポンプ
・しくみ
電池を使った小型のエアーポンプ。
電池1~2本で約1日ほど使用可能。

 

・長所
停電時や移動時などに使用できる。

 

・短所
電池の消費量が多くなるので普段使いには向かない。
あくまで非常用の予備として使う。

 

エアーポンプの選び方

小さめの水槽(75~90cm以下)の場合はバイブレーター式がおすすめです。
そのままだと音がうるさいので下に敷くマットやスポンジも用意しましょう。

 

 

大きめの水槽(75~90cm以上)の場合はモーター式のエアーポンプです。
消費電力は大きくなりますが、酸素の供給量が多く、
振動音も小さめのためこれが良いでしょう。